ピザの種類とは?本場イタリアの生地の種類やトッピングの種類を解説

ピザの種類とは?本場イタリアの生地の種類やトッピングの種類を解説

子どもから大人まで大人気のピザは、まさにイタリア料理の定番です。とろとろとしたチーズがのったピザは、パーティー用としてやおしゃれなディナーとして、さらにお酒のおつまみとしても楽しめます。

そこで今回は、本場イタリアのピザの種類について詳しくご紹介します。生地の種類やトッピングの種類について詳しく紹介するので、ピザ選びの参考にしてみてください。

本場イタリアのピザとは

イタリア料理の代表ともいえるピザですが、実際にどこで生まれたのか知っているという方は少ないのではないでしょうか。ピザの名前の由来は、ラテン語のピンサーレから来ているのではないかと考えられています。ピンサーレには、押しつぶす・平らにするという意味があります。そのピンサーレという言葉が、ナポリの方言でピンサとなり、さらに変化した結果ピッツァという名前になりました。

ピザの生まれは古く、18世紀にイタリアのナポリで平たいパンにトマトとチーズをのせて食べるようになったのがきっかけといわれています。古代ローマ時代から、イタリアではパンをお皿のように使った食事方法がとられていたため、パンの上に具をのせて食べるピザが生まれたのは、決して偶然ではありません。その後、19世紀にはイタリア王妃のマルゲリータがピザを大変気に入ったことから、イタリア全土に人気が広まることになりました。

ピザ生地の種類

イタリアでは、地域によってピザの生地が少しずつ異なります。ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。

ナポリ風ピザ

ナポリ風ピザは、モチモチとした食感が特徴のピザです。柔らかさと弾力を備えていて、フチがこんもりと盛り上がった見た目をしています。ナポリ風ピザには、比較的シンプルな具材を合わせるのが好まれており、マルゲリータやマリナーラは、ナポリ風ピザの定番となっています。

ローマ風ピザ

ナポリ風ピザと反対に薄くパリパリとした食感が特徴なのが、ローマ風ピザです。シンプルな具材が多いナポリ風ピザに比べて、ローマピザは多くの具材を使うのが特徴です。4種類のチーズを使ったクワトロフォルマッジ、生ハムやグリル野菜、アンチョビの塩焼き、ソーセージなど、さまざまな具がトッピングされたピザが好まれています。

シチリア風ピザ

シチリア風ピザは、高さのある厚みのあるピザです。内側はふわふわ、外側はカリッと焼き上がっていて、その2つの食感が合わさった独特の味わいが特徴です。生ハムやモッツァレラを使ったピゾーロ、 オレガノ・トマトソース・パン粉をのせたスフィンチョーネなどが定番となっています。

ピザのトッピングの種類について

次に、ピザのトッピングの種類についてご紹介します。イタリアンのお店やピザ屋で好みのピザが選べるよう、さまざまな具材の組み合わせをみていきましょう。

マルゲリータ

マルゲリータは、ピザの中でも定番中の定番です。水牛のモッツァレラチーズ・トマトソース・フレッシュバジリコの3つを使用します。赤と白と緑というイタリアの国旗の色を使用しており、まさにイタリアを代表するピザといえるでしょう。

マリナーラ

マリナーラは、オレガノとアンチョビ、トマトソースを合わせたシンプルなピザです。マリナーラとはイタリア語で船乗りを表す言葉で、ナポリの船乗りがよく食べていたことからこの名前がつきました。アンチョビの塩気がよく効いていて、おつまみとしても最適です。

ディアボラ

ディアボラとは、イタリア語で悪魔を表す言葉です。唐辛子・サラミ・チキンをトッピングしたピザで、その辛味が悪魔を連想させることから、この名前がつきました。辛いものが好きな人にぴったりなピザといえるでしょう。

クワトロフォルマッジ

クワトロフォルマッジは、4つのチーズという意味をもつイタリア語から名付けられました。その名のとおり、モッツァレラチーズ・パルミジャーノ・ゴルゴンゾーラ・ゴーダチーズの4種類が贅沢にトッピングされています。チーズ好きの方やワインに合わせたいという方にぴったりです。また、メープルシロップを合わせれば、デザートピザとしても楽しめるでしょう。

ビスマルク

ビスマルクは、モッツァレラチーズにアスパラガス・ベーコン・半熟卵をのせたピザです。ビスマルクというドイツの宰相が目玉焼きをのせたお肉が好きだったことから、目玉焼きののったものをすべてビスマルクと呼ぶようになったのが由来といわれています。

カプリチョーザ

カプリチョーザは、イタリア語で気まぐれを表す言葉です。そのため、トッピングに決まりがあるわけではありません。その日のシェフの気分で具材が変わるのが、カプリチョーザです。

ロッシーニ

ロッシーニは、イタリアのペーザロという町で食べられているピザで、トマトソースのベースにゆで卵の輪切りとマヨネーズがトッピングされています。イタリアを代表するロッシーニという作曲家がペーザロの出身であることから、この名前が名付けられました。マヨネーズを自家製で作るレストランも多く、イタリアの人気ご当地ピザとなっています。

まとめ

今回は、さまざまなピザの種類について詳しくご紹介しました。イタリア料理を代表するピザですが、生地の厚さや食感、さらにはトッピングに色々な種類があることがおわかりいただけたでしょうか。その季節の旬の食材を使ったものや、イタリアの食材を贅沢に味わえるピザは、ワインのおともとしても、子どもたちのおやつにもオススメです。ぜひお気に入りのピザを見つけてみてください。

文京区千駄木にあります「ダイニングキッチンLegame」では、特製の手伸ばしピザをご用意しております。定番のマルゲリータやマリナーラはもちろん、大人に人気のアンチョビとガーリックのピザ、生ハムとサラダのピザ、子どもに人気のツナコーン照りマヨピザなどをご用意しております。はちみつ付きのクワトロフォルマッジや、魚介たっぷりトマトバジルピザもご用意しておりますので、ぜひご賞味ください。