老若男女問わず、ピザが好きという人は多いでしょう。ピザのベースになるピザ生地には、いろいろな種類があります。そこでここでは、ピザ生地の主な種類とその特徴、自宅で作る際のポイントについてまとめました。ピザ生地をご自身でおいしく作ってみたいという方は、ぜひとも参考にしてみてください。
ピザ生地の種類
ピザ生地とひとくちでいいますが、いくつかの種類に分類されます。ピザ屋さんの中には、ピザ生地を選択できるところもありますので、自分の好みのものを見つけると、よりピザをおいしく楽しめます。
アメリカンクラスト
日本国内でピザが本格的に普及したのは、1980年代のことといわれています。この黎明期に広く普及したのが、このアメリカンクラストといわれています。平坦なフォルムで、耳の部分が若干盛り上がっているのが見た目の特徴です。厚みは厚すぎず薄すぎずの、ごく標準的なボリュームです。ふっくらとした食感が特徴で、パン生地に似ている感じです。
イタリアンクラスト
イタリアのミラノやローマタイプのピザに見られるピザ生地になります。薄く作られているのが大きな特徴です。耳の部分が若干厚めに作られていますが、それでも5mmくらいしかありません。「クリスピーピザ」という呼び名がありますが、たいていこのタイプは、イタリアンクラストのピザ生地を使っています。薄いピザ生地ということで、サクサク・パリパリした食感が楽しめるタイプです。
ナポリ風
通常ピザ生地は、のし棒を使って広げていきます。しかしナポリ風の場合、手だけで作られているのがほかのピザ生地との大きな違いです。このため、あまり大きくありません。せいぜい大きくても35cm程度です。
耳の部分の厚みは1~2cm程度あります。しかしそれ以外の部分は4mm程度なので、イタリアンクラストと同レベルの薄さです。耳のところは厚みがあるので、もちもちした食感をイメージする人も多いかもしれません。
しかし実際には、手で伸ばしてピザ生地の中に含まれている空気が外側に押しやられてできた厚みです。ですから空気が適度に含まれていて、外はカリカリしていて、中はもっちりしています。いろいろな食感を楽しめるタイプのピザ生地です。
ピザ生地は自分で作れる?
ピザ生地も自分で作って、完全オリジナルのピザを作ってみたいと思っていませんか?ピザ生地は、ホームベーカリーなどの必要な家電グッズが自宅にあれば、自家製も可能です。
ピザ生地の基本的な作り方
ホームベーカリーのパンケースに、強力粉を入れていきましょう。このとき、中央が高くなる山状に入れるのがポイントです。ここにまず、砂糖と塩を入れます。このとき、端に入れるように注意しましょう。またオリーブオイルと冷水も入れるのですが、回し入れるようにするのがポイントです。さらにドライイーストを入れるのですが、塩と冷水に触れないように注意してください。強力粉の山の頂上部分に入れるといいでしょう。
ここまで準備のできたところで、「ドライイースト」や「ピザ生地」などの適したコースを選択してスタートボタンを押してください。終わったら、ピザ生地を取り出すのですが、このとき打ち粉を軽く振りましょう。そしてピザ生地を上から軽く押さえて、中にたまっているガスを抜きます。必要な分にわけて丸めておきます。分割できたら、ふきんに水を含ませかたく絞ったものをかけます。このままの状態で、10~20分程度放置します。
するとピザ生地が膨らむのですが、元よりも1.2倍程度一回り大きくなったところで、綿棒を使って円形に伸ばしていきます。手で丸く広げてもいいでしょう。
ピザ生地を作るタイミング
ピザ生地は、直前に作るのが好ましいといえます。日中に作って、夕食時に使用するのが理想です。しかしピザ生地について、最長2日間は保存が可能です。そのため、休日を使ってピザ生地を作っておいて、翌日にただ約状態にしておくのもオススメです。
もし当日に食べなければ、冷蔵庫で保存するのがオススメです。常温で放置すると、発酵が進みすぎてしまいます。その結果、酸味が強くなってしまうからです。冷蔵庫に入れることで、発酵のペースをゆっくりすることができます。
まとめ
ピザ生地には、大きくわけて3種類に分類できます。ピザ屋さんによってはもっと細かく分類しているところもあります。いろいろな種類のピザ生地を試してみて、自分好みのタイプを選ぶのはいかがですか?また、ピザ生地を作るのは必要なアイテムがあれば、素人でも簡単にそれなりのものが作れます。今回紹介したやり方を参考にして、休日を使って作ってみるのもオススメです。
千駄ヶ谷にある「ダイニングキッチンLegame」でも、ピザを数種類ご提供しています。耳の厚いもっちりしたピザ生地に、ふんだんに具材を入れて焼き上げています。ボリュームもなかなかなので、何人かでわけ合って食べるのもいいかもしれません。常時50種類以上のレギュラーメニューと季節に合わせた特別メニューをご提供しておりますので、ぜひお気軽にお越しいただき、いろいろな味を堪能しませんか?