プロはどうやっている?ハンバーグは焼き方次第でさらにおいしくなる

家庭料理の定番であるハンバーグは、老若男女問わず高い人気があるでしょう。家庭でハンバーグを出しているけれども、どうもプロが作るような感じでうまくいかないと思っている人はいませんか。

プロはハンバーグを焼く際にいろいろとポイントを押さえています。どのようなポイントがあるのか、どんな焼き方をしているのかまとめました。ハンバーグをおいしく焼きたいと考えている方は、ぜひとも参考にしてみてください。

フライパンでハンバーグを焼く

家庭料理同様、レストランのコックもフライパンでハンバーグを焼くケースも少なくありません。しかし、ちょっとした工夫を施すことで、おいしいハンバーグを仕上げていっています。

まん中を少しくぼませる

プロのハンバーグの焼き方を見ると、フライパンの上にのせるときにまん中を軽くたたいて少しくぼませる人が多いのです。これにはいくつか理由があります。まず、ハンバーグを焼くと中央部分が膨らんでいきます。ですからくぼませることで、出来上がりがフラットできれいな形になります。フォルムがフラットだと、焼き目にむらがなくなるのもメリットのひとつです。

また、中央部分が膨らむと、端の部分が少し引っ張られて浮き上がってしまう形になりかねません。すると端の部分に十分火が通らなくなってしまうので、それを防ぐためという理由もあります。さらに中央部が膨らむと厚みが増して、十分に火の通らない恐れがあります。そこでまん中をへこませることで、生焼け対策をしているという理由もあります。

余熱を活用する

プロのハンバーグの焼き方を見てみると、弱火から中火で両面を焼きます。そこでペーパーで余分に出てきた油をふき取って、火を消してふたをして3分くらい放置するというやり方をしている人もいます。火を消しても余熱を使って火を通すことは可能です。こうすることで、ハンバーグに余計な焦げ目を付けることなくふっくら焼きあげることができるわけです。

熱を加える時間を短くすることで肉汁が外に出ることもなく、ジューシーでパサつきもなく焼きあげることができるわけです。また、余熱の工程では、ふたを決して開けてはいけないと指導するプロも少なくありません。

焼きあがりのタイミングは?

プロは焼きあがっているかどうかチェックする際に、肉汁を見ている人が多いようです。「焼きあがったかな?」と思ったタイミングで、ハンバーグのまん中部分を少し押します。すると肉汁が中からしみだしてきます。この色を見るというプロは多くなっています。もし透明な肉汁が出てきたら焼きあがりの時期なので、フライパンから取り出します。しかしもし赤みが混ざっているようであれば、きちんと火が通っていません。もう少し待って、再度肉汁の状態を見極めて取り出します。

オーブンを使った焼き方

プロの中には、ハンバーグを焼くにあたってフライパンではなくオーブンを利用しているというお店も多いです。ふっくらとした食感で食べたときに肉汁が口の中にあふれ出すようなジューシーな仕上がりにしたければ、オーブンを活用するのも一考です。

厚みのあるハンバーグにオススメ

お店のハンバーグを見てみると、俵型のような厚みのあるものを提供しているところも多いでしょう。このような厚みのあるハンバーグを焼く際には、フライパンだと外はカリカリに焦げてしまって中は十分火が通っていない状態になりがちです。

そこでオーブンを使って焼きあげるわけです。オーブンであれば、洋食店で出されるような厚みのあるハンバーグでも均一に焼きあげることが可能です。肉汁も中に閉じ込めますし、中まで火も通っているので、ふっくらとした食感を堪能できます。

焼き色を付けてからオーブンという方法も

いきなりオーブンではなく、まずフライパンで表面に焼き色を付けて、仕上げにオーブンを使うというお店もあります。オーブンはふっくらに仕上げることができる半面、焼き目がないので、見た目があまりおいしそうに感じられないかもしれません。そこでいったんフライパンで焼いて焼き色を付けて、最後にオーブンを併用することで食感や味だけでなく、見た目でも堪能できるようなハンバーグが出来上がります。

まとめ

プロのハンバーグの焼き方について、ご紹介しました。プロは味や食感、見た目などすべてに留意しておいしく焼きあげることにこだわっていることがわかります。家庭でここまでこだわるのは難しいかもしれません。

自宅では家庭の味としてハンバーグを堪能して、たまにお店に行ってプロの技術を満喫するのはいかがですか?千駄木にある「ダイニングキッチンLegame」は、昔懐かしい洋食からイタリアンまでいろいろなメニューをご提供しています。

もちろんハンバーグもメニューにございます。自家製の肉汁たっぷりなところが特色です。ふっくらと仕上げていますし、デミグラスソースとのバランスも絶妙です。デミグラスソースにもこだわりがあり、時間をかけてしっかり煮込んでいます。ハンバーグが食べたくなった方は、ぜひとも千駄木でプロの技を楽しみませんか。