お酒をベースにしたカクテルは、ミックスするものによって、多くのバリエーションが楽しめます。創作して味を作り出せるお酒の芸術だといっても、過言ではないでしょう。
今回は、甘酸っぱいカシスリキュールをベースにしたカシスカクテルについて解説します。女性好みのカシスカクテルの魅力や人気のレシピをご紹介します。家庭でも簡単につくれるレシピです。ホームパーティーなどで、ぜひ活用してみてください。
カシスカクテルの魅力とは
ベリー類の中でも甘酸っぱくて、えぐみのあるカシスのリキュールでつくるカシスカクテルは、果実系のカクテルの中でも人気のカクテルです。
ベースのカシスリキュールは、濃いきれいな紫色をしています。砂糖で甘く味付けられており、ベリー系の甘酸っぱさや爽やかな香りが魅力です。なかでも最大の魅力は、どういったものとも相性がよく、多くのバリエーションのカクテルが楽しめることです。女性好みのカクテルも数多くあります。
カシスリキュールの原料のカシスとは
カシスカクテルのベースとなるカシスリキュールは、ブルーベリーによく似た直径1cmほどのカシスの実を原料にしています。このカシスは英語ではブラックカラント、また、日本では黒すぐり・黒房スグリという名称です。古くから知られているベリー系の実です。
カシスは大変やわらかい実なので、劣化の早い特徴があります。また、ベリー系の果実の中でも酸味が強く苦みやえぐみがあるため、リキュールの原料やジャムなどに使われることが多いのです。カシスリキュールは、このカシスの果汁と蒸留酒でつくります。砂糖が加えられた甘いフルーティーなお酒です。カシスリキュール自体のアルコール度数は、15~20%くらいとなります。
柑橘系のカシスカクテルは定番!
ベースのお酒に果汁や別のお酒や飲み物を加えて、新たな味わいを作り出すのがカクテルです。なかでもカシスリキュールでつくるカクテルは、さまざまな種類のカシスカクテルが楽しまれています。
カシスリキュール自体がさまざまなものと相性がよく、なかでも柑橘系のカシスカクテルは定番です。たとえばオレンジジュースとミックスしたカシスオレンジは、よく知られているカシスカクテルといえるでしょう。
オススメのカシスカクテルのレシピ
ベースのお酒以外に別のお酒や果汁など、豊富な種類の「何か」と相性のよいカシスカクテルは、簡単に手に入れられる「何か」でつくれます。家庭でもシンプルにカシスカクテルを楽しめます。
ここでは、誰でも簡単につくれるカシスカクテルのレシピをいくつかご紹介しましょう。クリスマスのホームパーティーなどの、おしゃれなドリンクとして活用してみてください。
カシスオレンジ
フルーティーで飲みやすい人気のカシスカクテルです。カシスリキュールの配分を少なくすれば、その分アルコール度数も低くなるため、お酒が苦手な女性でも楽しみやすくなります。
【レシピ】カシスリキュール1:オレンジジュース2~4の割合(アルコール度数約4~5度)
カシスソーダ
カシスリキュールに炭酸をミックスしたカシスカクテルです。シンプルですが、簡単につくれる爽やかなカシスカクテルとして人気を誇っています。
【レシピ】カシスリキュール1:炭酸水4の割合(アルコール度数約4~5度)
カシスキール
カシスリキュールに白ワインをミックスしたカシスキールは、お酒をプラスしてつくります。アルコール度数は、カシスオレンジなどよりも比較的高くなるので注意しましょう。魅惑的な色合いで甘みもあるので、飲みすぎてしまうこともあります。アルコールの弱い方は、飲みすぎると酔っぱらってしまうかもしれません。
なお、白ワインをシャンパンに置き換えれば、カシスキールロワイヤルです。冷やした赤ワインに置き換えれば、フルーティーな味わいのカーディナルというカクテルになります。
【レシピ】カシス1:白ワイン1:4の割合(アルコール度数約10度)
意外な組み合わせのカシスカクテル
カシスリキュールにウォッカやテキーラをミックスすれば、アルコール度数は高いものの、まろやかな大人のカクテルが楽しめます。また、自宅の冷蔵庫の中にある手軽なドリンクでも、おしゃれなカシスカクテルが楽しめるでしょう。
ウーロン茶
意外な組み合わせにみえて、実は相性のよいカシスリキュールとウーロン茶のカクテルの、カシスウーロンもオススメです。
カシスリキュールの甘酸っぱさとウーロン茶の渋みが程よくマッチした、カシスカクテルの新たな魅力を感じるカクテルです。スッキリしたのど越しとアルコール度数も低いので、幅広い方からも好まれています。グラスに氷を入れて飲むのがオススメです。
【レシピ】カシスリキュール1:ウーロン茶3~4(アルコール度数4~5度)
牛乳
カシスリキュールに牛乳をミックスしたカシスミルクは、カルアミルクに似たまろやかな味わいとなっています。お酒感がないので飲みやすく、女性に人気です。
【レシピ】カシスリキュール1:牛乳3~4の割合(アルコール度数は4~5度)
アイスクリームと合わせたデザートカシスカクテル
アイスクリームにカシスリキュールをかければ、デザートカクテルとしても楽しめます。アイスクリームには、シンプルなバニラアイスがオススメです。
【レシピ】カシスリキュール適宜+バニラアイスクリーム
まとめ
ベースにカシスリキュールを使用したカシスカクテルは、カシスリキュールがさまざまなものと相性がよいものです。豊富なバリエーションのカクテルが楽しまれています。カクテルはベースのお酒に何を加えても、間違いではありません。まだまだ新たな魅力のカシスカクテルのメニューに、どこかのバルやバーで出会えるかもしれません。
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