近年大ブームとなっているのが、ハイボールです。とくにジャパニーズウイスキーは、世界でも注目を集めており、価格が高騰していることでも知られています。しかし、ウイスキーといえばハイボールのイメージばかりが強く、実際の種類や銘柄については詳しくないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ウイスキー初心者の方に向けて、飲みやすいウイスキーの選び方や飲み方についてご紹介します。
初心者にオススメのウイスキーの選び方
まずは、ウイスキー初心者の方にオススメのウイスキーの選び方をご紹介します。
度数が低いものを選ぶ
ウイスキーのアルコール度数は、そのほかのお酒に比べると高く、40%から60%となっています。度数が高ければ高いほど、口に入れた瞬間の大きな刺激やインパクトにつながってしまいます。とくに、ストレートでウイスキーを味わいたいという方は40%から46%程度のアルコール度数が低めのものを選ぶようにしましょう。
このように度数が低いウイスキーは、瓶詰めする際に加水されています。樽詰めされたウイスキーの味わいをそのまま感じたいというウイスキー上級者の方は、カスクストレングスというアルコール度数60%以上のものを選ぶのがオススメです。
ピート香が少ないものを選ぶ
ウイスキー初心者の方は、ピート香が少ないウイスキーを選ぶのがオススメです。ピートとは植物の堆積によってできる泥炭のことで、これらを燃やして原料の大麦を乾燥させると、いぶりがっこのようなスモーキーさが加わります。スコッチウイスキーのひとつであるアイラ島のものはピート香が強く、苦手に感じる方も少なくありません。初心者の方は、ウイスキーのラベルに「Peat」という表示がないものを選ぶとよいでしょう。
ブレンデッドウイスキーを選ぶ
クセが少なく初心者の方でも飲みやすいのが、ブレンデッドウイスキーです。大麦の実が原料のモルトウイスキーと、トウモロコシやライなどが原料のグレーンウイスキーの2つをブレンドしたウイスキーになります。ウイスキーを複数ブレンドすることで、クセや尖りがとれ、まろやかで飲みやすい仕上がりになっているのが特徴です。
ブレンデッドウイスキーの代表格であるサントリーの響は、知多・白州・山崎をすべてブレンドしています。穏やかな味と香りで、親しみやすい味わいになっているのが特徴です。
オススメ5大ウイスキー
ウイスキーを知るためには、世界5大ウイスキーと呼ばれる5つのウイスキーは欠かせません。ウイスキー初心者の方であれば、まずこれらのウイスキーを試してみましょう。
スコッチウイスキー
スコッチウイスキーは、まさにウイスキーの王様として幅広い人気を集めているウイスキーです。イギリス北部のスコットランド地方で製造されていて、作られている地域によっても味わいが異なるのが特徴です。フルーティですっきりとした味わいのものから、ピートが香るスモーキーな味わいのものまで色々とあるので、 好みのものを選んでみましょう。定番なものに、マッカランやバランタインなどがあります。
ジャパニーズウイスキー
ジャパニーズウイスキーは、日本人の好みに合わせて作られており、初心者の方でも親しみやすい味わいが特徴です。ほんのりと甘く、まろやかな口当たりのウイスキーが多く、食事に合わせるのもオススメです。色々な場所で気軽に手に入れられるので、さまざまな種類のものにチャレンジしてみましょう。
カナディアンウイスキー
カナディアンウイスキーは、カナダ製造されたウイスキーで、ライ麦やトウモロコシなどの穀類の実が使われているのが特徴です。軽い味わいなので、ジンジャエールなどで割ってカクテルとして楽しむのもオススメです。
アイリッシュウイスキー
アイリッシュウイスキーは、ウイスキーの発祥の地でもあるアイルランドで生まれました。基本的にはピートをたかないウイスキーなので、クセが少なく、軽やかな味わいが特徴となっています。澄んだ味わいは、ハイボールとしていただくのにも最適です。
アメリカンウイスキー
アメリカンウイスキーの中でもとくに有名なのが、バーボンです。原料の半分以上がトウモロコシでできているため、甘く香ばしい香りがするのが特徴です。アメリカンウイスキーは、ライウイスキーやコーンウイスキーなど甘く、スパイシーなものが多い傾向にあります。
ウイスキーのオススメの飲み方
ウイスキーはさまざまな飲み方があり、アルコール度数を自分で調節できるのが魅力です。ウイスキーの香りをしっかりと感じたい方は、水や氷を入れずにストレートでいただくのがオススメです。一方で、できるだけ飲みやすい方法で味わいたいという方は、ウイスキーをしっかりと冷やして飲むとよいでしょう。
アルコールは度数が高いウイスキーは、しっかりと冷やすことで刺激がまろやかになって飲みやすくなります。ロックや水割り、炭酸割りのハイボールなどでいただくのもオススメです。
まとめ
今回は、ウイスキー初心者の方にオススメのウイスキーの選び方や飲み方についてご紹介しました。まずは、定番の世界5大ウイスキーにチャレンジしてみるのがオススメです。それぞれを飲み比べる中で、自分の好みが少しずつわかってくるでしょう。ウイスキーは、飲み方次第では食事にも合わせやすいアルコールなので、ぜひさまざまな種類のものを味わってみてください。
文京区千駄木にあります「ダイニングキッチンLegame」 では、ログハウスをイメージしたあたたかい店内で、イタリア料理と洋食を味わっていただけます。千駄木ハイボール、I.W.ハーパー、ジョニーウォーカー ダブルブラック、ザ シングルトン ダフタウン 12年、I.W.ハーパー 12年など、ウイスキーの品ぞろえにもこだわっています。ぜひ、洋食とハイボールの組み合わせを楽しんでみてください。
