ファミリーに人気のパスタの由来や種類とは?パスタについて詳しく解説

ファミリーに人気のパスタの由来や種類とは?パスタについて詳しく解説

日本人にすっかりおなじみとなっている食材のひとつが、パスタです。日本でパスタという言葉が用いられるようになったのは、それほど古くはありませんが、パスタの歴史はとても古いものです。日本でのパスタを使った食文化や歴史についても紐解いていきましょう。パスタが大好きな方は、この機会に歴史や由来にも触れてみてください。

パスタはどのように広まった?

ファミリー層はもちろんのこと、多くの日本人に、パスタは欠かせないものとなっています。レストランだけでなく、家庭料理でも、スパゲッティをはじめとして、パスタはさまざま人気メニューに用いられています。

世界中で愛されているパスタについて、改めて見てみましょう。パスタとは、小麦粉を水と塩で練って作られた食品全般を指す言葉です。

パスタというと、イタリアが本場ですが、発祥とされている説のひとつが、古代ローマ時代に食べられていた、プルスです。プルスは小麦粉などの穀物を煮込んだ、おかゆのような料理でした。さらにプルスを板状にして焼いたテスタロイは、ラザーニャなどの原型ではないかとも考えられています。

ヨーロッパ、そしてイタリアでパスタが広く食べられるようになったのは、13世紀から14世紀ごろだといわれています。

そして16世紀ごろに、トマトがヨーロッパに持ち込まれました。トマトは当初は食用にはされていなかったのですが、17世紀ころから食べられるようになり、イタリアの南にあった国、ナポリでも栽培されるようになりました。トマトから作ったソースとパスタとの相性が抜群であることに気がついたイタリアの人々に、広く食べられるようになったのです。

2.パスタにはどんな種類がある?

パスタには「麺」という意味があるのですが、麺のように細長い形状でなくても、小麦粉から作られたものであれば、パスタと呼ばれます。パスタには、500以上の種類があるともいわれており、イタリア人も把握できていないほどです。いろいろな分類方法がありますが、形で大きくわけると、ショートパスタとロングパスタにわけることができます。

ロングパスタ

ロングパスタは、棒のように細長い形をした、25cm程度の長さのパスタをまとめて指します。中でもスパゲッティは、日本でもっとも知名度が高いロングパスタでしょう。太さは2mmほどで、さまざまなソースとの相性が良いのが特徴です。同じ棒状でも、太さによって名称が変わります。

そのほかにも、長方形の断面で太さが7mmのフィットチーネ、太さが3ミリのリングイネは平べったい形、中心に穴が空いたブカティーニなども知られています。

ショートパスタ

ショートパスタは、短くカットされたパスタで、ソースと絡みやすいことが特徴です。ロングパスタよりも種類が多いです。

ショートパスタのうち、日本でもっとも知られているのは、マカロニ(マッケローニ)です。3mmほどの穴が開いている筒のような形をした肉厚なパスタです。穴が開いていると、ソースが絡みやすいのが特徴です。マカロニは車輪の形、貝殻の形など、さまざまな形もあり、グラタンやサラダなどに入れて食べられています。

また、円筒形を斜めにカットしたペンネ、細くねじったツイスト、くるくるらせん状に巻いたカール、蝶ネクタイの形をしたファルファッレなども、日本でも手軽に入手できるショートパスタです。

その他のパスタ

ロングでもショートでもないパスタもあります。ラザーニャは、日本でも人気メニューである、ラザニア用パスタです。ラザニアや、平べったいシート状になっていて、ラザーニャとミートソース、ホワイトソース、チーズを積み重ねてオーブンで焼き上げる料理です。

クスクスは、世界でもっとも小さいパスタといわれている、直径は1mmほどのアフリカから生まれた米粒より小さいパスタです。現在でも北部アフリカ地域で主食として食べられていて、フランスでも広まっています。専用の調理器具で蒸して、バターとあえて食べたり、サラダやスープ、煮込み料理にも使われていたりします。

ファミリーにも人気に!日本のパスタの歴史とは?

日本で最初にパスタが入ってきたのは、明治時代の横浜の外国人居留地といわれています。明治時代の西洋料理本では、そうめん、うどんと訳されていました。マカロニのほうが先に知られるようになったことから、ロングパスタのこともマカロニと呼ばれていました。

日本での広がり

本格的にパスタが広まるようになったのは、昭和30年代に入ってからです。粉の配合、乾燥まですべて全自動で行うパスタの製造機が輸入され、日本人の好みに合わせた小麦粉の配合でパスタが作られるようになりました。

ナポリタンがブームとなったことや、海外旅行に行く日本人も増えたといった理由もあり、日本でもパスタを食べる文化が根付き、パスタの市場がどんどん拡大されていき、パスタの専門店も増えていきました。

日本独自の和風パスタも登場しました。たらこスパゲッティは、渋谷のパスタ専門店が、キャビアの代わりにたらこを使うことで考えだされたメニューで、今も根強い人気があります。しらすやあさり、醤油、納豆を使ったパスタも考案され、日本ならではのパスタも広まっていったのです。

まとめ

この記事ではパスタの由来や歴史、日本での広まり方などについて詳しく解説してきました。千駄木にある「ダイニングキッチンLegame」は、ログハウス風のアットホームなお店です。パスタをはじめとして、豊富なメニューでおもてなしをしています。ファミリーでのお食事、パーティーなどにぜひご利用ください。貸し切りも承っています。みなさまからのご予約やお問い合わせをお待ちしています。